2016-12-16

巨匠を追悼。(関水金属・加藤祐治会長の訃報によせて)

今年は日本のNゲージを関水金属(KATO)が作って50年の大きな節目でした。その年末になって、創始者である関水・カトーの加藤祐治会長がご逝去されたことを知りました。会長の愛車である京急デハの前に献花台を設けるということでしたので京急沿線で花を求め、献花に訪れました。当日は雨のため、献花台は本社・店舗のエントランスに移されていました。


今、鉄道が好きな理由の一つに、手元で模型で遊べることが大きな理由の一つであることは間違いありません。模型と実物を見比べることから実物への興味を深め、模型で編成を再現するために実物の編成に詳しくなり。工作を繰り返すうちにそこそこ手先が器用になったのも模型があったからに他なりません。そして圧倒的な動力の安定性と壊れにくさは幼かった私にも明らかなものでした。この趣味を作ってくれた神様のような存在です。
様々なKATO製品が頭をよぎります。本社もすばらしい建物になり、会長の好きなデハがホビーセンターから模型発売され、C50も新しくなって、サウンドも充実してこれからというときに残念でなりません。


ご隠居が自社製品に目を細める時間をもっともっと過ごしていただきたかったと思います。


長い間本当にありがとうございました、という気持ちを訪問に込めました。ただただ、ご冥福をお祈り申し上げます。




KATOのWEBサイトに訃報と献花台の件が触れられています。12月25日まで店舗営業時間内に設置のようです。
http://www.katomodels.com/
http://www.katomodels.com/pdf/fuhou.pdf




当日は献花台がデハの前から移されておりましたが、ライトアップされて一際デハが輝いて見えました。



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