2016-11-08

埼京線205系の引退

埼京線の205系が先日引退してしまいました。
さよなら運転の後も長らく車両改造工事の予備として1本が残されて活躍していました。そんな姿に慣れてしまうぐらいでしたが、最後に残されたハエ28編成は埼京線に投入された編成ではなく、はじめ、京浜東北線に投入された編成でした。
引退前の日曜日に浮間舟渡駅で撮影し、お名残乗車をしてきました。

















1/500での撮影で、おっかなびっくりどうにかLEDを途切れさせずに収めました。

京浜東北線投入車の証はつり革のビニール皮革の色が、通常は灰緑色なのが、灰水色ともいうべきすこしくすんだ空色なのです。これは京浜東北線限定アイテムだったのですが転属するとどうでも良くなってしまい…そのまま随分と年月が流れたものです。

残念ながら車内はお客様も多かったのでつり革の写真はとりませんでした。引退直前の車内であれこれ撮るのは迷惑になってしまいますからね…。


京浜東北線を追い出した209系も京浜東北線にはすでに居らず、房総に一部が残るのみ。線区限定アイテムは案外その後の車両に数奇な運命をもたらしているような気がしてなりません。メトロの06系と07系、そして同時増備の05系は車内座席色を変え、05系増備車は全面と屋根の立ち上がりを従来の05系に合わせていたのが、結局07系は東西線に転属してしまいましたし、1本のみの06系は故障がたたってあっさり廃車に。気に入っていた系列が短命だととても寂しくなってしまいます。205系はというと、増備型が次々に海外に渡るなか、二段窓車が富士急に残ったのも数奇な運命と思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿